
紹介予定派遣て書いてあるけど仕組みが良く分からない、派遣社員と違いはあるの?と思っていませんか?
私も以前、紹介予定派遣を利用して転職したことがあります。その体験から紹介予定派遣のメリット、デメリットや長く正社員で働きたい人におすすめな理由を説明します。
紹介予定派遣とは最長6か月派遣社員として働いて、仕事内容や職場環境、人間関係を確認したうえで正社員になれる制度です。
メリットデメリットは
- 数か月は派遣社員として働く
- 時給が高いため、正社員になると収入が下がったように感じる
- 必ず正社員になれるわけではない
- 通常よりも求人数が少ない
- 業務内容が自分に合っているか分かる
- 人間関係を確認できる
- 派遣期間の時給が高い
- 正社員登用後の給料面の相談も担当者がしてくれた
就職活動中に気になるのはやはり「職場の人間関係」じゃないでしょうか?
派遣期間中に「人間関係が確認できる」のが紹介予定派遣の最大のメリットだと私は思っています。
なので、長く正社員で働きたい人や未経験で正社員を目指したい人にはおすすめの制度です
上記でも書きましたが、実際に私も紹介予定派遣を利用して転職した経験があります。
結婚と引っ越しを理由に、退職するまで紹介された施設で5年間働きました。
もし、引っ越ししていなかったら、いまだにその施設で働いていたと思います!
あなたも紹介予定派遣で「正社員として長く楽しく働ける職場」が見つかりますよ。
ただ、通常の転職求人よりも求人数が少ないです。
その中でも「紹介予定派遣の求人数トップクラス」のレバウェル介護(旧きらケア)に登録して相談してくださいね。
レバウェル介護以外の紹介予定派遣を行っている派遣会社をこの記事内で紹介しています。
・紹介予定派遣ってなに?派遣社員とは何が違うの?

実際は紹介予定派遣と通常の派遣とは何が違うのでしょうか?
派遣社員とは
派遣社員とは「派遣会社に雇われながら別の施設で働く人」のことです。
派遣会社と労働契約を結び、給与も派遣会社から支給されます。
「雇用関係を結ぶ会社と、働く場所が違う」と言う所が、派遣社員の大きな特徴です。
派遣社員として仕事を紹介してもらうと、契約期間中はずっと派遣社員として働き、契約が終わるとその施設とは別の施設を紹介してもらう事になります
(通常、派遣社員の同じ施設との契約期間は3か月~3年間です。3年以上は同じ施設では派遣社員として働けません)
紹介予定派遣とは
「直接雇用(正社員又は契約社員)を前提とした人材派遣」
の事です。
最大で6か月間、派遣社員として働き、派遣期間終了後はその施設に直接雇用(正社員登用)されます。
働く側として「派遣先の業務内容が自分に合っているか、人間関係は良好か」を確認する事が出来ます。
紹介予定派遣と派遣社員との違いは?
1.事前面談の有無
通常の派遣の時は事前に面談や面接をする事は禁止され、履歴書を派遣先に提出することもありません。
しかし、紹介予定派遣では派遣終了後に正社員になる事が前提のため、派遣先施設の履歴書の確認や派遣先施設との面談がおこなわれます。
※派遣社員の時は面談の代わりに「顔合わせ」が行われます。
2.派遣期間
通常の介護派遣の場合は、派遣期間は定期的に更新され、同じ施設で働ける期間は3年間になります。
紹介予定派遣の場合は「正社員登用における使用期間」という考え方になるため、派遣期間は最大で6か月と決まっています。
3.直接雇用される時の手続きの違い
派遣先の施設が派遣社員を直接雇用したいと思っても、通常の派遣では「派遣社員は派遣会社の所属」になっているので、派遣期間中に雇用契約は結べません。
一方、紹介予定派遣では施設への直接雇用が前提のため、派遣期間内でも「両者の合意があれば」直接雇用する事ができます。
4.施設側から派遣会社に手数料が支払われる
紹介予定派遣の社員を正社員登用すると、施設側は人材紹介料として手数料を派遣会社に支払う必要がある。
(派遣社員(あなた)はいっさいお金を払う必要はないので安心してください)
このようにさまざまな点で、紹介予定派遣と派遣社員との違いがあります。
メリットやデメリットはある?
それでは、紹介予定派遣を利用する上でのメリットやデメリットを詳しく説明します。
デメリット
・数か月は派遣社員として働く
この期間はもちろん施設側に雇用されているわけではないので、転職時期によってはボーナスの査定には入りません。
なので、働き始める時に来よっては初回のボーナスは諦めることになります。
・時給が高いため、正社員になると収入が下がったように感じる
派遣期間は高時給での賃金計算になるため、正社員になったとたん手取りが少なくなったと感じることがあります。
例えば介護福祉士資格を持っていて時給1600円~1700円で働いている人は月給計算になると収入が減ったように感じるかもしれません。
でも、年収で計算すると派遣社員よりは収入が上回る事がほとんどなので安心してください。
そのために、アドバイザーに基本給やその他の手当、ボーナスは何か月か、年収はどれくらいになるかをしっかりと確認しておきましょう。
・必ず正社員になれるわけではない
直接雇用が前提の派遣と言えども、その派遣期間は施設側、働き手(あなた)ともに選考期間になります。
働き手(あなた)が「業務内容が合わない」「人間関係がしっくりこない」などの理由で断る可能性もありますし、採用側(派遣先施設)からも何かしらの理由(働き手の人柄、勤務態度、介護技術)で断られる可能性もある事を理解しておきましょう。
直接雇用前提だからと油断しないように、仕事に取り組みましょう。
・通常よりも求人数が少ない
通常の転職求人よりも、紹介予定求人は少ないです。
なので紹介予定派遣の中で選択肢を広げたいのであれば、レバウェル介護(旧きらケア)以外にも登録するなどの工夫が必要です。
私が調べた中で紹介予定派遣を扱っているのは下記の転職サイトでした。
・かいご畑
上記の中からいくつか登録して、相談してみてくださいね!
参考までに・・・
私が利用しているのはレバウェル介護(旧きらケア)とMC介護のお仕事です。
レバウェル介護(旧きらケア)は登録後の電話返信がはやく、すぐに求人情報を調べてくれます。
MC介護のお仕事はウェブ登録した後にキャリアカウンセリングを受けに行きます。
ちょっと面倒だと思うかもしれませんが、実際にどんな会社なのか、どんな人が専任コンサルタントなのかを知ることが出来るのでとても安心感があります。
私は新宿本店にキャリアカウンセリングを受けに行ったのですが、オフィスがとても綺麗で清潔感もあり、専任コンサルタントも爽やかな女性でした。
実際に会社を見ることで「ここはしっかりしてそう」と言う信頼感がありましたよ。
最初の受付が受付ロボットだったので、ちょっと戸惑ったのが良い思い出です。
メリット
1.就職する前に施設が自分に合うか確認できる
私は紹介予定派遣の最大のメリットはこれだと思っています。
介護業界においても「人間関係の悩み」や「施設の方針」などが合わなくて辞めてしまう人が大多数です。
人間関係などは特に、その施設で働いてみない事にはわかりません。
紹介予定派遣は数か月派遣社員として働けるので「自分に合うかどうか」を確かめることが出来、もし「自分に合わないな」と思ったら直接雇用を辞退することもできます。
2.派遣期間中の時給が高い
派遣期間中はもちろん登録会社から派遣されている派遣社員なので、時給が高いです。
私が利用した当時の時給は(ヘルパー1級を取得していて介護経験6年位)時給1400円でした。
おかげで家賃や光熱費など問題なく支払えたのでありがたかったです。
3.派遣会社のサポートが受けられる
紹介予定派遣では派遣会社のサポートが受けられ、個人で転職活動を行う際に交渉が難しい施設側との労働条件や賃金の交渉などを派遣会社の担当者がかわりに交渉してくれます。
この為、思っていたより賃金が低いという状況は避けられます。
このように紹介予定派遣でもメリットデメリットがあり、それを理解した上で利用しましょう!
私の紹介予定派遣体験談

私も紹介予定派遣を利用して就職したことがあります。
サービス提供責任者を辞めようと決めて転職活動を始めた時になるべく効率よく転職したいと思い、いろんな転職エージェントを見ていると「紹介予定派遣」という転職の仕方をしりました。
紹介予定派遣の流れを読んでいると
- 転職エージェントが求人を探してくれる
- 面談にも付いてきてくれる
- 時給や月給の交渉もエージェントがかわりにしてくれる
- 直接雇用の前に施設の内情を知れる
ええっ!良い事づくめじゃん!!
とすぐにそこの転職サイトに登録して仕事を紹介してもらいました。
(聞いたこともない転職会社で紹介してもらいました。若いってすごい、今なら絶対大手の派遣会社に登録してます)
紹介予定派遣の流れをざっと紹介します。
1.転職エージェントに登録し、履歴書などをもってその会社まで本登録にいく。
この時に希望条件も伝えました。
私の条件としては
・家から電車で30分以内
・手取り20万以上
でした。
2.求人を紹介してもらう。
本登録後に求人紹介がありました。
・有料老人ホームが2か所
・介護老人保健施設
の3施設を紹介してもらいました。
3.担当者と共に面談に行く
この時はたまたま、3施設が比較的に近くて3施設を1日で面談にまわりました。
もちろん、服装はスーツです。
面談ではほとんどが担当者と施設側の担当者が話をして、私は聞いているだけ。
ただし簡単な志望動機などは聞かれました。
4.2~3日後に合否の連絡が来た
幸いにもこの時、3施設とも内定をいただきました。
すぐに返事をしないといけないかなと思っていたのですが、担当者が「ゆっくり考えてください」と言ってくれたので、1日悩んで介護老人保健施設に決めました。
5.就労日などが決定する。
就労日の調整もすべて担当者がしてくれます。
私は就労日まで体調を整えておくだけ!
6.就労開始
さぁ、就労開始です。
私がなぜ介護老人保健施設を選んだかと言うと
・私が働くフロアの雰囲気がよかった。
・面談時の施設見学で、すれ違う職員がちゃんとあいさつしてくれた
・就労予定のフロアのリーダーがイケメンだった(既婚者だったけど)
上記の理由で決めました。
ちなみに、フロアリーダーがイケメンと言うのがポイント高かった(笑)
7.実際に就労してみたら・・・
仕事内容も特に苦じゃなくて、フロアリーダーもイケメン。
最高!
って思っていたら・・・
居ました・・・
嫌みなオバちゃん社員が・・・
ちゃんと教わった通りに片付けたのに「バケツのしまい方が違う!!!」と利用者の前でメチャメチャ怒られました。
フロアのど真ん中に放置してあったなら怒られて当然(利用者がバケツに躓く可能性があるから)だけど、教えられた通りに片付けてあるバケツを引っ張り出してきて怒られるとは思っていませんでした。
それからずっとこの女性は苦手・・・
8.月一で担当者から連絡がくる
何か問題がないか、必ず確認してくれました。
何かあったら相談できる人がいると言うのは心強いなと感じていました。
9.3か月目始まってすぐに直接雇用の打診が来た
直接雇用したいと施設側から連絡が来たというのは、本当に嬉しかったです。
私の働きが認められたんだなぁとホッとしました。
しかし、問題はあの女性です。
あの女性以外は「リーダーはイケメンだし、看護師さんも頼りがいあるし、あの女性以外の職員は良い人」だったので少し悩みましたが、直接雇用を受けることにしました。
なぜかと言うと、介護職はシフト制なのでシフトによってはその女性と顔を合わせるのは月に4~5日位。
そのくらいは我慢すればいいや~と割り切りました。
10.正社員スタート!
私は派遣期間が3か月で正社員になりました。
- 3月に転職エージェントに登録して紹介予定派遣での求人を紹介してもらう。
- 4月から派遣社員として働く
- 7月から正社員
上記のような流れで決まりました。
紹介予定派遣を利用して私が思ったのは、メリットしかないなという事です。
もちろん、紹介予定派遣と言えども必ず正社員になれるわけではないので、派遣社員として働く期間が長くなる可能性もあります。
でも、正社員で入職し、短い期間で転職を繰り返すなら派遣社員として働いた方が履歴書に書く内容が少なくなるなので、どのみちメリットになるなと割り切っていました。
※短い期間で転職を繰り返すと履歴書にも書きにくいし、面接での印象も悪くなるので、派遣社員で働けば派遣期間が長くなっても1つの派遣会社で働いているので履歴書にも書きやすいし、面接時にも回答しやすいなと思っていました。
結果的には最初の紹介予定派遣の求人紹介で良い施設が見つかったのでラッキーでした。
派遣社員期間を合わせて、結婚して引っ越しをするまで5年間はたらき、働いているうちに苦手だった女性ともなんだかんだ仲良くなり、楽しく働くことができました。
紹介予定派遣を利用していたから、全てを自分で納得して就職する事ができて長く務めることが可能だったと思っています。
また、正社員で働く時には紹介予定派遣を利用しようと思っているくらいです。
紹介予定派遣を扱っている派遣会社はここ!
まとめ

紹介予定派遣は
- 転職でもう失敗したくない
- 人間関係で悩みたくない
- 長く働きたい
と思っている人にはおすすめの制度です。
紹介予定派遣のデメリット
- 数か月は派遣社員として働く
- 時給が高いため、正社員になると収入が下がったように感じる
- 必ず正社員になれるわけではない
- 通常よりも求人数が少ない
を理解したうえで利用すれば、安定して長く働ける職場を見つけることが出来ますよ。
レバウェル介護(旧きらケア)は紹介予定派遣の求人も比較的多く扱っているので、どこの転職サイトに登録しようか迷っている方はまずはレバウェル介護で相談してみてね!